山風の薫る家

自然に寄り添って、家族がゆったりと育っていく場所。小さな喜びや幸せに気づいて過ごせる日々。そのための家。

夕暮れ時、帰る家に素朴で柔らかく灯るライト。お帰りなさい。今日も温かく迎えてくれる玄関。

玄関にはいると、昔ながらの三和土に桜の上がり框(かまち)。広々とした玄関で家族を迎え入れます。

和室から玄関に繋がる梁。完全に仕切らない事で生まれる開放感。空気の流れを誘います。

脱衣場に設けた大容量の棚。同じ脱衣場壁面の漆喰と共に、木部は調湿効果、断熱効果も期待できます。

アルミプレートのトグルスイッチ。レトロ感が可愛らしく、存在感のある名脇役。

子ども部屋ロフトから眺める2階ロビー。ケナフ繊維と一緒に漉かれた土佐和紙の壁紙に映える柔らかなブラケットランプ。

2階にも洗面台を。忙しい朝の洗面ラッシュを解消。水はねにも強いケヤキの板張りで囲い、陶器のシンクでお手入れ楽々。

ノスタルジックな布シェードランプを主寝室に。穏やかな眠りに誘い、深く夢の中へ。一日の疲れをほぐします。

土佐和紙の端は和紙ならではの耳付きとなっていて、その味を活かす様に重ね貼りをします。呼吸するため自然に室内の湿度や埃を吸収します。

リビングは畳と無垢のオーク材。畳の魅力に魅せられたお施主様のご要望です。畳でごろりと寛げるのは日本人であることの幸せを感じる瞬間ですね。

山風の薫る家

東に雄大な山がある、田園の中に佇む家。一年を通して風が吹き渡り、風を味方にした住み心地の良さを求めて。

外壁は漆喰と秋田杉のコントラスト。軒先があることで強い日差しや雨から家を守ります。ポーチ柱は丈夫な栗と束石は高畠石。

リビングの梁は杉の丸太をバーナーで炙り、手間暇かけて磨きあげ。照明はレトロなガラスのシャンデリアを合わせて。

薪ストーブは輻射式のドブレ。揺れる炎が美しく、安らぎと温もりを与えてくれます。炉壁は、壁面と空気層を設けた漆喰塗り。

和室の畳は藁床に熊本産のい草を使用。生産者と職人のこだわりや仕事の丁寧さを感じます。香りも上質。

和室の障子建具も弊店製。障子から入る柔らかな明かりに癒されます。

檜の板壁にアンティークブルーのタイルが映えます。照明は船舶でも使われる海水にも強い真鍮とガラスでできたもの。同じく真鍮のタオルバーも。

キッチンはホーロー製でお手入れが楽。カウンターはオイルと鉱物入りの塗料を塗り込んで汚れにくく。壁のタイルはお手入れしやすい様に。

トイレ脇の手洗い場は施主様お好みの陶器を使用。渋い色味がアクセントになります。

和室天井の梁もバーナーで炙った焼き杉丸太を十文字にかけて。

子ども部屋には作り付けのベッドを。お好みで、ベッドも床も全面畳敷き。上り下りしやすい様に、丈夫な梯子も設えて。

月日が経つほど美しい家

木、石、土、真鍮。月日が経つほど、住む人と共に味わい深く変わっていく。そんな楽しみがある幸せ。

ホーローのキッチンに杉一枚板のカウンターをしつらえて。タウンターのペンダントライトは真鍮製。仄かな明かりが家族を癒します。

子ども部屋には手すり付き階段とロフトを。秘密基地にもなるゆったりスペースで思い切り遊ぼう。丸太にはブランコでもかけましょうか。

無垢の杉でこしらえた階段と手すり。手足触りが心地よく。吹き抜けから薪ストーブ一台で二階も暖めます。つい年輪を数えたくもなります。

真鍮のトグルスイッチ。重厚なスイッチングが価値を感じさせます。漆喰と木との相性も抜群。

玄関扉は弊店製の栗の無垢板、ハンドルは真鍮。明かりとりのガラスは昭和のアンティーク。束石やエントランスは味のある高畠石。この柱も益々良い色に。

リビング床は無塗装のオーク。生活の時間を重ねるほど色も焼けます。対流式の薪ストーブで、ゆらめく炎を見つめて過ごすあったかい部屋は贅沢そのもの。

トイレの腰壁はお掃除がしやすいように、スペイン製のタイルを。既製品ではない洗面台はスッキリして使い勝手が良いものです。

軒先をしっかり出すことで、自然に逆らうことなく穏やかな光を取り込めます。昔ながらの家屋は自然の摂理に則って建てられています。守るべき様式です。

各部屋の扉は桐板。広い廊下は使い勝手様々。壁は腰板と漆喰塗り。鉱物の顔料を配合して柔らかなアイボリー色に。目にも優しい色合いです。

白い漆喰塗りの天井に映る照明の明かり。梁の丸太も見せることで天井が高く開放感が溢れます。空間と素材の良さがもたらす住み心地は心を豊かにします。

月日が経つほど美しい家

親から子へ・・・。時の経過と共に味わいが生まれる、想いをかたちにした「本物」の家。

杉板に鉱物の入った塗料を施した外壁があたたかな雰囲気を演出。

伝統工法で丁寧に組みあげた軸組。 全て手刻みです。時間はかかっても、その意味は充分にあります。これからも残すべき技を大切な家に。

杉板の破風板に鉱物の入った自然塗料を塗布し、板を紫外線から守ります。ガルバリウムで作られた雨樋は丈夫で美しく、この雪国でも耐えてくれます。

全てが無垢材のエントランスホール。ドイツ漆喰を施した壁にオークの床。桐の扉に杉の下駄箱。エジソンランプの明かりが優しく灯ります。

稀少な高畠石を使用した玄関。栗の無垢材の玄関扉。内玄関は淡路の赤土、消石灰、にがりに藁を混ぜて叩き込んだ日本古来の三和土。

無節で木目が美しく、香り高い青森ヒバの浴室壁。ホーローの浴槽に、レトロなタイルを。一日の疲れをほぐします。

施主様こだわりの洗面台。大容量の陶器のシンクに廃盤のタイル。赤身の杉は湿気に強いオイルを二度塗り。漆喰も塗って調湿も。

和室の畳は藁床に熊本産のい草。本物の畳を職人が見事に仕上げてくれました。漆喰のツルリとした出来上がりも左官職人の技が光ります。障子も弊店製。

キッチンのカップボードは使い勝手が良くなるよう作り付けのものを。杉に真鍮の取手が映えます。レトロ感のあるステンレス製のコンセントも共に。

家族が集い、興味を追及する共有スペース。杉の一枚板を机に誂え、大容量の本棚と床下収納。紙貼りの壁は将来のお色直しの楽しみも!